糖尿病患者さんの低血糖について
低血糖の症状
1.強い空腹感、脱力感
2.手指のふるえ、発汗(特に冷や汗)
3.イライラ、頭痛、吐き気、ボーっとして無口になる。
4.ひどい場合は、眠り込んだり、意識不明になったりする。

これらは、食前、夜中といった血糖の下がってくるときに起こりやすい。
低血糖に対する対策
1.食事時間の遅れ、過度の運動、通常より食事摂取量が少ない等、
  低血糖の原因となることを避ける。

2.低血糖の症状には個人差があり、自分の場合どのような症状がでるか
  把握しておく。低血糖であることを確認するまで待たない。早めに
  砂糖水などを飲む方が安全です。

3.疑わしい時は、砂糖水、カルピス、ジュースなどをコップ2杯
  (1杯で約20gの砂糖に相当する)を飲む。これで症状が改善したら、
  まず低血糖に間違いないので、早めに食事をする。ゴルフ場などで、
  ジュース、砂糖の入ったコーヒー、カルピスなどを飲んだだけで引き続き
  プレーをすると、その後、再び低血糖を起こすことがあります。従って
  ジュースなどを飲んでもそれに上乗せする意味で必ず補食をすること。

4.低血糖を起こすよりは、少し高めの血糖が無難であるが、200mg以上は
  好ましくない。

5.外出の際は、市販の砂糖の袋(1袋7~10g)を合計40g程度携帯する。
  ただし、ベイスン、グルコバイを服用されている方は砂糖ではなく、
  ブドウ糖を飲む必要があります。1回に10g程度飲めば、砂糖20g相当の
  効果があります。

6.糖尿病薬、インスリン使用中の方は、昼食前、夕食前に低血糖が
  起こりやすいので肉体労働を行う時は、朝食や昼食を多く摂るか、
  昼食前、夕食前に補食してください。

7.運動する場合は、食後2時間以内に行い、食前の運動は避けること。
インスリンによる低血糖
1.インスリン注射を指定された量より多く注射すると起こります。
2.食事量が少なかったり、食事をとばしたりすると起こります。
3.インスリン注射後30分以上も食事が遅れると起こりやすい。
4.下痢した時、旅行などで食事が平常より少なかったり、
  不規則になっているときに起こりやすい。
5.平常よりも量が多い、あるいは、激しい運動をしたときに起こりやすい。
糖尿病経口薬による低血糖
1.インスリンの場合と比較し、症状が徐々に起こりますので、はじめは
  気づき難いことがあります。薬の種類によっては、強い低血糖が起こる
  ことがあります。疑わしい症状があれば、早めに対策をとってください。
2.食前、特に夕食前に起こることが多い。
その他の事項
発熱、下痢、嘔吐などがあるため食事がとれない時(シック・デイ:sick day)にインスリンを全く注射しない方が良いというのは誤りです。
完全な絶食の時でも通常の半分程度のインスリンは必要です。このような時は、速やかに主治医に連絡し相談してください。
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