糖尿病予備軍
明確な定義はない。境界型と同義に扱われることもある。
一般的には、糖尿病と診断できるほどの高血糖はないが、正常とはいえない高血糖状態が存在するときを指していることが多い。顕性糖尿病に進展する頻度が高く、厳密にいえば初期の糖尿病である。 この時期より、生活習慣の改善、食事、運動療法をすることが望ましい。

平成18年 国民健康・栄養調査(厚労省)によれば、糖尿病が強く疑われる人は約820万人、糖尿病の可能性が否定できない人は約1050万人、合わせて1870万人と推定される。
40~74歳でみると、糖尿病が強く疑われる者の比率は、男性24.4%、女性12.1%
予備軍と考えられる者の比率は、男性27.1%、女性8.2%

また、平成18年 厚労省発表の別の資料によれば糖尿病の年間調整受療率は、岡山県では、人口10万人あたり、男性151.9人、女性101.7人である。

早期発見には、糖負荷試験が有用である。(血糖と同時にインスリンを測定する精密糖負荷試験が望ましいが、通常のドックでは、血糖のみ測定する簡易検査が行われている。) また、下記のような方は糖尿病発症の高リスク群として糖負荷試験を施行したほうがよい。

 1.運動不足、肥満・過体重、食べ過ぎ、ストレス
 2.高血圧、高脂血症などの生活習慣病の人
 3.糖尿病の家族歴
 4.年齢40歳以上(加齢とともに増加する)
 5.妊娠糖尿病、巨大児出産、異常妊娠/分娩の既往
 6.境界型(耐糖能異常[IGT:Impaired Glucose Tolerance])の既往
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